2012年11月08日

所得税その6〜担税力〜

前回(その5)では総合課税について見ました
納税の過程で、得た所得を分類し、それぞれ別に所得額を計算するという話をしましたね
そしてその理由が、税の負担のさせ方に起因するということでした


今回はそれについて見ていきます
前回の@、Aについてですね



所得にどれだけ税を負担させるかは、その所得の「担税力」によります

担税力とは、文字通り税を負担する力のことです
「あなた働いてお金儲けしたよね、お金増えて余裕あるよね、だからそこに税金かけるね」
イメージとしてはこんな感じでしょうか


繰り返しますが、所得を分類するのは、所得ごとにこの担税力が違ってくるからです




例をあげてみてみましょう

@ 働いていて毎月もらえる月給(給与所得)
A 銀行に預金していてもらえる利子(利子所得)
B 退職するときにもらえる退職金(退職所得)

この3つ、担税力が違うことがわかるでしょうか



@はAよりも担税力が小さいです

なぜなら、Aは預金を続ける限り利子所得を得られますが
@は病気やケガなどで働けなくなった場合減少してしまうからです
つまり@はAに比べて、安定しない所得であるから というのが理由です


またBは@よりも担税力が小さいです

なぜなら、Bは人生において最後の大きな収入であるといえるからです
定年で退職した後は、この退職金と年金(+α)でその後を暮していかなければなりません
なので退職所得への課税は小さくするべきだ という考えが生まれます



この例でいうなら、担税力の大小関係は

B退職所得<@給与所得<A利子所得 となりますね






実は、担税力の大小関係には公式(?)のようなものがあります

勤労性所得<資産勤労結合性所得<資産性所得



勤労性所得とは、人の労働から生まれる所得です
・給与所得 ・退職所得


資産性所得とは、人が所有する資産から生まれる所得のことです
・利子所得 ・配当所得 ・譲渡所得


資産勤労結合性所得は、その間に位置するものとなります
・事業所得 ・不動産所得 ・山林所得



また一時所得と雑所得は、勤労性や資産性において特徴がないため今回は除外します



 
posted by きるぼる at 15:28| Comment(0) | 社会一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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